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2007年5月

2007年5月29日 (火)

天使が街にやって来た! 22

 『す、すみません!』
 魔女店員は慌ててカウンターから飛び出し、サラリーマンにかかったラテを白いタオルで拭き始めた。
 『だ、大丈夫ですか?』
 『え!?お、おい!ちょ、ちょっと何だよ!?』
 サラリーマンが腰を引いた。
 知らぬ間に魔女店員の左手がサラリーマンの股間にある物体を握っていたのである。
 『きゃ、キャアーーっ!』
 魔女店員は驚いて尻もちをついた。
 『おいおい大丈夫かよ?』
 サラリーマンは魔女店員の右腕を取って引き起こした。
 『は、はい!ホントにすみません。と、とりあえずこちらへ!』
 魔女店員はサラリーマンをスタッフルームに連れて行った。
 それから数分後、スタッフルームから出て来た二人は誰が見ても明らかなほど様子が変化していた。

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2007年5月18日 (金)

ネイト・ジェームス in 渋谷Duo

Nate

2007年5月17日、渋谷Duo

知ってる人いるかなぁ。

今オイラが一番注目してるアーティストがこのネイト・ジェームス

昨年デビューアルバムがブレイクしたUKファンクの新人なのさ。

思えばHMVでジャケットのアフロヘアに惹かれて軽く試聴した時の衝撃は凄かった。

とにかくファンキーなんだよね。

スティーヴィー・ワンダーとかジャミロクワイみたいなグルーブ感に痺れちゃったよ。

昨年このDuoで日本デビューライヴをやったんだよね。

んで今回が2回目の来日ライヴだった訳さ。

ブラウン系のスーツに真っ白なシャツ、オレンジ色のネクタイ、それにアフロヘア。イカしてるよ。

1曲目から大ヒットした『メッセージ』

盛り上がったねぇ。

前回と比べて自信満々な感じだったな。

『ユニバーサル』なんてノリノリでさ。

あとスティーヴィー・ワンダーの『迷信』のカバーもカッコ良かった。

でも曲順が覚えられなくて1曲歌い終わる度にメモを確認してたっけ。

ナカナカお茶目な奴なんだね。

MCも一生懸命日本語を駆使してて微笑ましかった。

PE’Zのメンバーも飛び入りで登場してたね。

アンコールの『ジャスティファイ・ミー』では日本人の小学生がキーボードを弾いてたよ。

なにやらメンバーの一人がユーチューブで見て探し出したんだってさ。

ちょっと不安な演奏だったけど大喝采だった。

あと前座とデュエットで出てきたナタリー・ウィリアムスってのもイカしてて今後が楽しみ。

いや、とにかくコイツはこれから大ブレイクすると思うよ。

なんつってもイカしてるよ。

そのうち武道館あたりでライヴをやるようになっちゃうんじゃないかな。

でもこういう小っちゃいクラブで観たいから売れて欲しくないって気もするね。

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2007年5月17日 (木)

天使が街にやって来た! 21

 『あそこにコーヒーが出てくるのを待ってる若いサラリーマンがいるの見えますか?ストライプの黒いスーツの・・・』
 『ええ、見えるわ。』
 『ま、しばらく見てて下さい。』
 その20代前半のサラリーマンは右肘を受取りカウンターに乗せてカフェラテが出て来るのを待っていた。少し経って先程アサコにアイスカフェラテを手渡した店員、すなわち魔女の様にとがった鼻の女性店員がトールサイズの紙コップに入ったカフェラテをカウンターに置いた。そしてサラリーマンがそれを受け取ろうとした瞬間、魔女店員が紙コップを倒してしまった。
 『あっつぅっ!』
 男はスラックスの前の方にたっぷりとカフェラテをかぶってしまい、たまらず声をあげた。

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2007年5月16日 (水)

天使が街にやって来た! 20

 『で、でも天使って普通は赤ちゃんじゃないの?金髪のくるくるした癖っ毛で背中に羽根が生えてて・・・。』
 『フランダースの犬の見過ぎです。あれは人間達が勝手に作りあげたイメージですよ。大体あんな赤ん坊なんかに人の幸福がどうとか分かる訳ないじゃないですか!』
 『確かに・・・。でも輪だけじゃまだ信じられないわ。天使だったら魔法かなんか使えるでしょ?』
 『無茶苦茶言わないで下さい!私は魔法使いじゃないんですから・・・。でも特殊な力は持ってますよ。』
 『へえー。じゃあ見せて。』
 『・・・分かりました。じゃあちょっと店の中を見て下さい。』
 男は店内のコーヒーの受取りカウンターを指差した。

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2007年5月15日 (火)

天使が街にやって来た! 19

 『ふーん・・・。凄い話ね。』
 アサコは他人事の様に感心した。
 『ですねぇ。』
 男は満足そうに頷いた。
 『ま、話としてはおもしろかったけど・・・こんなの信じられる訳ないでしょ!?だいたいあなたが天使だって証拠はどこにあるの!?そんなグラフだって適当に作れるでしょ?』
 『確かに・・・。じゃあこれでどうです?』
 男が首を斜めに傾けると、頭の上にうっすらと煙の様な白い輪が見えた。
 『いわゆる天使の輪ってやつです。地上界では空気が悪くて見え難いんですが・・・。』
 『え!?何なのこれ!?』
 アサコはその白い輪に触れようと手を伸ばしたが、その細い手は輪をすり抜けて天使の頭を叩いてしまった。

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2007年5月14日 (月)

ラヴソングができるまで

Musicandlyricsp

ヒュー・グラントドリュー・バリモアと言えばラヴコメ。

自称ラヴコメ作家のオイラとしては必見な訳さ。

ヒュー・グラントではラヴ・アクチュアリーノッティングヒルの恋人、ドリュー・バリモアでは50回目のファーストキスあたりがファンタジックでロマンティックで超オイラ好み。

んでラヴソングができるまではっていうと、これまた期待を裏切らない作品だったね。

80’sの洋楽
が好きなオイラにはかなり笑えたよ。

ストーリー的には目新しさも無く、クライマックスもこれといって盛り上がらないんだけど、単純に面白かったな。

最後まで安心して見てられるっていうか正統派のラヴコメだよね。

ラヴコメとはこういうもんだ!っていうくらいベタな感じがたまらなく良かったかな。

ラストのコンサートのシーンなんかはちょっとジーンときたよね。

あと二人が作ったラヴソングが心地よいバラードでいいんだな。

サントラ
も買わなきゃ。

ラヴコメ好きには絶対オススメな映画だーね。

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2007年5月 7日 (月)

天使が街にやって来た! 18

 男は話を続けた。
 『これを見ると、私が担当してる東京エリアの不幸値が妙に高いでしょう?』
 『・・・そうね。』
 アサコの眉間のシワが一層深くなった。
 『さらにもっと細かく見ると、恋愛部門の不幸値がやたらと高いのが分かりますね。で、その原因は何かというと・・・ほら、ノモトアサコ。あなたなんですよ。』
 『じゃ何?私の恋愛が満たされてないから東京全体が不幸になってるって訳?』
 『そのとおり。あなたは5歳の娘を強盗に殺された父親や事故で右腕を失った女子高生ピアニストよりも不幸だと感じてるんです。だからあなたの恋愛がうまくいけば、東京エリアの幸せ感のバランスが良くなるんですよ。』

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2007年5月 3日 (木)

楽しいロンドン!愉快なロンドン! 3

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ホースガーズ

昼過ぎにバッキンガム宮殿を出発。

ウェストミンスター駅に向かう途中、人だかりの向こうになんだかカッコいい光景が・・・。

いわゆるホースガーズという馬に乗った衛兵さん。

背筋を伸ばしてキリっとしたポーズはなんかロンドンっぽくていいね。

赤いコートみたいなのと金色の帽子がイカしてる。

でもやっぱり馬糞がマヌケな感じ。

・・・ってしゃあないよね。

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ビッグベン(昼バージョン、相変わらずの曇り)

ウェストミンスター駅に到着。

昼間のビッグベンもいいね。

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ロンドン・アイ

ロンドン・アイも見える。

でもこれって景観的に邪魔じゃないかな?

その後ナショナルギャラリーでダヴィンチの『岩窟の聖母マリア』を観た。

サン・フランチェスコ・グランデ聖堂の祭壇画として描かれたものなんだけど、ルーブル版と違って弟子が描いたとか依頼主と構図とか代金支払いで揉めたとかいろんな噂がある作品。

ダヴィンチコードでも話題になったよね。

数日後にはルーブル美術館に行く予定だからそっちも観なきゃ。

あとゴッホの『フィンセントのいす』も観たよ。

確かポール・マッカートニーのパイプス・オブ・ピースってアルバム(83年頃に出たやつ)のジャケットの中(?)にこの絵が載ってた記憶があるけどどうだったかな?

しばらく歩いてフォートナム&メイソンへ。

ここはやっぱティータイムでしょ。

店の奥のカフェみたいなとこでアールグレイとレモン味のケーキ、ビスケット、ベリーソースがかかったスコーンみたいなやつのセットを楽しんだよ。

なんかセレブっぽいおば様が多くて優雅な気分。

でもウェイターが西郷どんそっくりなインド人で笑えた。

そういやイギリス⇒紅茶⇒東インド会社⇒インドって繋がるか・・・。

あれ?東インド会社って歴史の授業で習ったけど、あれは中国茶を輸入してたんだっけか?

もう忘れちゃったよ。

・・・ってなことを考えながらしばしのくつろぎタイム。

アフタヌーンティーって文化はいいよね。

日本にも3時のおやつって考え方があるけど、仕事中に1時間位お茶休憩って欲しいなぁ。

さて、ゆっくり休んだら元気が出てきた。

再びガイドブック片手に行動開始!

コートールドギャラリーでゴッホの『耳を切った自画像』を観て、コヴェントガーデンへ。

ストリートパフォーマーがたくさんいたよ。

19時ホテル着。

シャワー浴びて繁華街ソーホーへ。

バーでもパブでも行ってみよう!って歩いてたらゲイ専門のバーがあった。

外から覗くと客は男ばっかで抱き合ったりキスしたりと超ハードゲイ。

こりゃオイラにゃ無理だ。

足早に立ち去り、健全なるエッチな店探し。

地味ぃ~なとこに小っちゃな『MODEL』って書かれた看板が出てた。

これかぁ!

事前にネットで調べたとおりだね。

まぁ、そんなこんなで午前2時ホテルに戻り即就寝。

明日はパリに移動。

・・・ってな訳でロンドンの旅はこれにて終了ーーー!。

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2007年5月 1日 (火)

天使が街にやって来た! 17

 アサコの色白な頬が怒りで真っ赤に染まった。
 しかし天使と名乗る男はうっすらと笑みを浮かべながら反論した。
 『幸不幸っていうのは、感じるのはもちろん本人なんですが、意外とその本人は意識してないもんなんです。改めて私って不幸だわ!・・・なんてあんまり考えないでしょ?』
 アサコは黙っていた。
 『いいものを見せましょう。』
 男は持っていた白い鞄からこれまた白いノートパソコンを取り出し、慣れた手付きでキーボードを叩いた。すると画面が立ち上がり、何やらグラフの様なものが出て来た。
 『これは東京エリアの現在の幸福度を表しています。今東京にいる人間それぞれが主観で感じている幸せの度合いを数値化してグラフにしたんです。なんで数値化できるかってとこは訊かないで下さいね。この表で私の予算と実績、つまり東京にいる人の幸せ不幸せのバランスを管理してるんです。ま、成績表ですね。』

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