江戸文化?エロ文化?『SHUNGA春画展』 in 永青文庫
永青文庫①
この数年江戸文化に興味があって。
最初は江戸庶民のグルメとか娯楽を楽しんでたんだけど、悲しいかな、徐々にエロに興味が移っていき・・・
永青文庫②
そんななか、キハ58さんの記事で知った春画展に潜入。
今まで春画はエロと見做された為、開催されることが無く、今回が初めての本格的な春画展開催なんだとか。
会場となってる文京区目白台の永青文庫へは、都電荒川線の早稲田から徒歩で。
とにかく人が多かった。
それだけ注目度が高いってことかな。
喜能会之故真通(葛飾北斎)より
葛飾北斎の喜能会之故真通から蛸と海女も出てた。
北斎の作品は、妖怪モノ もそうなんだけど、とにかく独創的で楽しい。
そんな北斎、けっこう春画描いてるんだよね。
春画解説本より
これも北斎作。
写真の左上に文字がいっぱい書かれてるんだけど、春画で見る江戸の性事情って解説本でしっかり訳されてる。
たとえば、この作品は、母親が留守の間に娘が男を連れ込んでるって設定。
訳を抜粋してみよう。
男が『・・・塩梅はどうだ、どうだ』と言ってるのに対し、女が『よいねよいね。昼はひとしおいいわなァ・・・エエモウ、あのフウウフウウ・・・』って応えてる。
もう思わず笑っちゃう。
これを芸術と言っていいのかどうか・・・
確かに議論が必要かもね。
当時は写真も無いし、こういうものをエロ本として読むこともあったけど、嫁入り道具として持って行くこともあったんだとか。
そう考えると文化と言ってもいいかなあ。
永青文庫③
とにかく人間の営みには味わい深いものがあるもので。
今回の展示は前期と後期に分かれてて、間もなく後期がスタートするらしい。
また行かなきゃ。
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価格:820円 |
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コメント
おおっ、ストレートな記事・・・解説本も購入されたんですね。
江戸って、おおらかだったんですね^^/
投稿: キハ58 | 2015年11月 2日 (月) 00時27分
キハ58さん、教えていただいてありがとうございました。
ホント江戸はおおらかだったようですね。
今はエロに限らず色んなことが制約されて面白みに欠けた世の中になってる気がします。
色々残念ですね~。
投稿: junistoosexy | 2015年11月 2日 (月) 09時15分